どこまでも青く。

世界一周後に一軒家を買い、妻とちくわとゆったり暮らす。楽しく子育てしよう。

あなたの知らないくるりの世界

くるりという日本のバンドを知ってるか?(IWGP風)

それは日本の至高のバンドだ。

露出は少ないけどファンは多い。

なぜか?

 

一言で言えば、その世界観が唯一無二だからだ。

 

まだ聴いたことない人は、ベストアルバムから聞くといいと思う。

 

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER

  • アーティスト: くるり,岸田繁,Fran Flannery,佐久間正英,Nick Hannan,Liam Watson,根岸孝旨
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/07/26
  • メディア: CD
  • 購入: 4人 クリック: 66回
  • この商品を含むブログ (378件) を見る
 

 

きっと好きな曲に出会えると思う。

 

僕は結構昔からくるりが好きである。

学生時代ツタヤに通いMDに入れて聞いていたものだ。

 

そんなくるりの中でも僕が歌詞に衝撃を受けたのは「男の子と女の子」という曲だ。

 

歌詞を少し紹介したい。

まず冒頭。

「僕たちはみんな いつでもそうです

 女の子のことばかり 考えている。」

、、、いや素直かよ。その通りだ。

 

「女の子はわがままだ よくわからない生き物だ

 でも優しくしてしまう 何も返ってこないのに」

ああもう。その通り。その通りというか、そう思ってた時期がみんなあるんじゃないかと思う。

 

ここからの世界観が本当にすごい。

 

「小学生ぐらいの 男の子と女の子

 男の子同士の遊びは楽しそうだ

 割って入ってくる 女の子はふてくされ

 こんな世界はつまらないと 一人で遊ぶ」

 

「こんな世界はつまらない」

自分に置き換えると、小学生ぐらいの自分にとって「世界」とは自分の周りの世界のことであり、遊びの時間がほとんどを占めていた。

そこがつまらなければ「こんな世界はつまらない」となる。

でもこんな世界はつまらないと、小学生が思っているかと思うと、なんだかドキッとする。

 僕も大人になってからたまに仕事がつまらないなとか、なんだかつまらないなとか思う時があるけど、もしかしたら無邪気だと思っていた子供時代にもそう思っていた瞬間があるのかも知れない。

そのあと少し省くが、

ここからがすごい。

 

「僕たちはみんな だんだん歳をとる

 死にたくないなと 考えたりもする」

 

うんうん。思う。みんな必ず死について考えて怖くなったりしたことあると思う。

小学生の頃、死について考えると怖くなって眠れない夜があったりした。

今もいろんな大事なものが増えていって、死ぬことが怖くなったりとかしている。

 

そして

 

ぼくが一番衝撃を受けた歌詞。

 

 

 

「愛する人よ もうすぐ気づくだろう

 僕のやさしさも だんだん歳をとる」

 

 

もう一回言うよ?

 

「僕のやさしさも だんだん歳をとる」

 

 

いやもうこれ、どうすごくてどう好きなのかとか簡単には説明できないけど。

 

この1行だけで一晩語り合いたいくらい好き。

 

愛する人と付き合っていく中で、どうしても慣れが出てきて、優しさを忘れてしまったりすることがあるんだと思う。

ぼくらはまだその段階ではないけど、いつかそうなってしまった時、

愛するあなたは気づくだろう。

「僕のやさしさも だんだん歳をとる」と。

 

ただ、歳をとるっていうのは衰えるって意味だけではなくて、形が変わっていくという捉え方もある。

若いうちは言葉で大丈夫?って言ったりなんか買ってきたりとかする優しさだけど、歳をとってからはただ寄り添うとか、あえて距離をとるとか、違う優しさに変わっていくのではないか。

積み重ねた日々が、優しさの形を変えていく、という意味にも取れる。

 

そして最後のサビ

「大人になった女の子 僕をどこまでも愛してくれよ

 何も持て余さないで 

 好きだという気持ちだけで 何も食べなくていいくらい

 愛しい顔を見せてくれよ」

 

くるりは心の中で思っている願望をそのまま表現してくれているから、スッと心に入ってくる。

ふとした時にIphoneから流れてきて世界に引き込まれる。

自分もあの頃に比べて、歳を取ったなと思う。

 

まだまだ好きな曲をあげればきりがないが、もう少しだけ。

 

「ワンダーフォーゲル」という曲がある。

 

「いまなんで曖昧な返事を返したの

なぜ君はいつでもそんなに輝いてるの

翼が生えた

こんなにも悩ましい僕らも歩き続ける

 つまらない日々を小さな躰に

すりつけても減りはしない

少し寂しくなるだけ

ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって

こんなにもすれ違ってそれぞれ歩いていく」

 

書いててゾクゾクする。

誰にでも憧れの人がいると思う。

なぜ君はいつでもそんなにも輝いてるの、と思う人がいると思う。

僕らは翼が生えているけど、悩み続けて歩き続ける。

つまらない日々をすりつけても、減りはしない。

少し寂しくなるだけ。

つまらない日々を送ると、人は寂しいのだ。

小さい頃、あんなに挨拶をしましょうと言われて、街を歩いててもこんにちわー!と大きな声で挨拶をしていた僕らは、どこへいったのだろう。

 

当たり前だけど、ぼくらは毎日歳をとっている。

 

たまにくるりを聞いて、自分の人生にハッとする。

 

それは、とても大事なことなのかもしれない。

 

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日本のシェアハウスと海外のシェアハウスの違い

日本のソーシャルアパートメントという大規模シェアハウスに2年くらい住んでいた。

海外のシェアハウスにも幾つか住んだ。

 

その決定的な違いを考えてみようと思う。

  

そもそもソーシャルアパートメントとはこういうところ。

www.social-apartment.com

 

ここの新検見川の物件に2年くらい住んだ。

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楽しすぎたのひとことである。

友達もたくさんできて、嫁とも出会えた。

それらはいくらお金を積んでも買えないものばかりだ。

 

海外では、ニュージーランドとオーストラリアでワーキングホリデーをしていた時に、いわゆるフラットと呼ばれるシェアハウスと、バックパッカーと呼ばれる安宿に滞在していた。

 

まずそれぞれの特徴を考えてみる。

 

日本のソーシャルアパートメント

 

100人ぐらい住んでいる。(物件による)

住んでいるのは主に日本人である(外国人もいる。)

豪華な共有施設がある。

それぞれ個人に部屋がある。

 

いいところ

イベントなどを通して一生の友達ができる。

日本人が多いから割と文化が近いし住みやすい。

共通施設が豪華だから、バンド演奏したりフィットネスしたりできる。

いろんな働き方をしている人からいろんな話が聞ける。

広いから苦手な人がいても距離が取れる。

 

悪いところ

日本人がほとんどだし、外国人も基本的に超長期滞在者だからなんていうか、似たもの同士が多い。

まあこれは日本が単一民族の島国だからどうしようもないのだけど。。。

 

フラット

 

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人数は少なかったり多かったりする

住んでいるのは様々な国籍の人たち

共有するのは普通の家ぐらいの設備

それぞれの部屋に個人の部屋がある場合と2人部屋など複数で住むパターンがある。

 

いいところ

割と固定だし、外国人も多いから仲良くなりやすい。家族的な感じになる。

いろいろな国のいろんな暮らし方に触れられる。

 

悪いところ

外国人が多いから文化の違いでイライラすることがある。友達がカレー勝手に食われてた

 

バックパッカー

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人数は多かったり少なかったりする。

住んでいるのは様々な国籍の人たち

共有するのはホテルの設備に近いが大体しょぼい。値段による。

大体複数で住む。2人部屋から16人部屋まで様々。

基本的に宿なので、人の入れ替わりが激しい。

 

 

いいところ

入れ替わりが激しく、旅人が集まるからいろんな国のいろんなやつと出会える。

契約するわけではないから、いつでも出れる。

 

悪いところ

長く住もうとすると定期的に部屋を変えなければならない。

宿だからなんか自分の家の感じがしない。

せっかく仲良くなっても、すぐ出て行ってしまうことが多い。

 

と、まあそんな感じだったけど

 

こんな表面の情報じゃ何もわかんねーよ!

 

というあなたに実際に僕が体験したエピソードで違いを感じていただこう。

 

 エピソード集

ソーシャルアパートメント

エピソード1

ハロウィン、クリスマスパーティーは当たり前!

僕らがやったのはローションパーティー

中庭でローションを大量に購入しプールに入れてみんなでわちゃわちゃ。男女関係なく大盛り上がり。

参加しない人は窓から見てドン引き 笑

 

エピソード2

医者と弁護士が主催のディベートイベント。

飛行機の中で、お医者様はいますか?と言われた時に名乗り出ますか?というテーマがあった。

専門外の場合救えない場合も多いし、訴訟のリスクもある。

この辺を様々の職業、年代の人達が2、30人集まって討論会をする。

とにかく真剣に意見をぶつけ合う。

なにこれもうテレビとかで放送しようよってレベル。

 

エピソード3

ぼくが嫁にプロポーズして婚約した後。

帰ったらリビングに「婚約記者会見」の文字と飾られたテーブルとスーツを着た記者に扮した友人達20人くらいいて、カメラとマイクを構えて記者会見してくれた。

多分一生忘れないだろう

 

フラット

 

エピソード1

一緒の部屋に住んでいたインド人達に嫌われていたインド人が、「おい、日本ではAVが人気あるんだろ?日本人のAVを見せてくれよ。」と言われて仕方なくアイフォンで見せてやると、「すげえな、ちょっと貸してくれ。」と言われてベッド反対向いてなにやらごそごそ。すげえなこいつ。人がいてよくできるな。これがインド人か。

でも親に仕送りするいいやつだった。彼のカレーはまずかった

 

エピソード2

上海人の女の子とその彼氏とアジアについて話す夜。

彼女はニュージーランド人の彼氏と日本でのワーホリで出会ったらしい。

出会った場所はなんと八十八ケ所のお遍路

彼氏はずっと言葉が通じない数週間の後、英語で彼女とコミュニケーションできて、本当に嬉しかったといった。

日本人とは言葉はあまり通じなかったが、それでも日本人は優しくしてくれて大好きだと言った。

欧米人はあたりまえのように若い頃旅をするというが、やはり人生において旅は大切なことを学べるのかもしれない。

 

バックパッカー

 

エピソード1

車で暮らしていた頃。

キャンプで暮らしている欧米人もたくさんいた。

キッチンが別の小屋にあって、そこでアイルランド人がギターを弾き始める。うまい。

ドイツ人も弾き始める。二人ともめちゃくちゃうまい。アドリブでセッションが始まる。そこに自分がアサラトという楽器で加わる。

なにこれ。映画かよ

その次の晩、その場にいた欧米人と欧米人のかわいい娘がキャンプ場の外でセック◯していた。

朝起きるとリビングの壁じゅうにものすごい数の落書きがあった。酔っ払い達だろう。

管理人がブチ切れて叫んでた。

これが欧米か、、これが文化の違い、、

でもここの人達とはあまり馴染めなかった気がする。彼女と別れて心が死んでたからかな。わりと引きこもりだった。

 

エピソード2

いろんな国の人達と酔っ払って各国のゲームをした。

うる覚えだが前の人がやった行動を真似して足していくやつとか。

日本語で下ネタ言わせたりした。笑

当たり前だけど各国色んなゲームがあって、どれも面白かった。

それにしても日本の王様ゲームはよくできている。

 ある女性の経験人数を聞いて驚愕した。

これが欧米、、リアルパリピ、、

 

エピソード3

ある香港の女の子と仲良くなった。

かわいい中国人だったんだけれど、中華料理が苦手と言っていて驚いた。

彼女は香港出身で、恥ずかしながらぼくは、香港がイギリスの植民地でイギリスの文化が色濃く残っているのを知らなかった。

彼女は朝、フレンチトーストをナイフとフォークで食べていた

とても上品な女の子だった。

毎朝ご飯を一緒に食べて、たくさん話をした。

ある時、雨の中を相合傘して帰った。

ただの相合傘なのに、どうしてこんなにドキドキするのだろう。

雨の夜の中、地面の水たまりはキラキラしていた。

仲良くなってきた頃、彼女は自分の国へ帰って行った。

もっと早く出会いたかった、と彼女は言った。

僕はただ、君と出会えてよかった、とだけ言った。

 

 

まとめ

 

これを書くにあたって、色々なことを思い出した。

ほとんどがここのエピソードに書くまでもないことだけれど、楽しい思い出も切ない思い出ももっとたくさんある。

それぞれ住む場所で生活の違いはあるけれども、その違いは本質的には大差がなく、自分がどう過ごすのかで変わるものだと思う。

もし気になっているのなら、表面の情報で判断するのはやめて、実際に住んでみることをおすすめしたい。

どの場所での経験も自分にとって本当にかけがえの無い物だし、一生の宝物になっている。

これから自分の家族とこの一軒家で、どんなことが待っているのだろう。

家族とたくさん思い出を作りたい、と思った。

 

 

yonksy.hatenablog.com

 

②自宅フォトスタジオ制作日誌〜必要な機材を格安で〜

子供の成長過程を写真に撮ったり家族写真を撮ったりしたいけど、スタジオに行くのはお金がかかるし、、という方に、自宅に簡易フォトスタジオを作っちゃえ!ということで、実際に作ったのでその機材を公開します!

 

自宅フォトスタジオの機材を考える。

 前回の続き。

yonksy.hatenablog.com

 

一応プロのスタジオで仕事もするから必要なものはだいたいわかるんですが、同じのを揃えたら数百万とか余裕で行くから、それをいかに安く揃えるかが勝負です。

 

最低限必要と思われるのは

・カメラ

・照明

・カポック

・レフ板

・三脚

・背景紙

・背景用スタンド

・写真確認用モニター

です。

他にもあったらいいのはいっぱいあるけど、それはおいおい揃えるとして。

 

まずは

 

カメラ

カメラといえばキャノンとかニコンだと思われるけど、自分は富士フィルムを選びました。

 選んだ理由は、とにかく人の肌色が綺麗に撮れることです。

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富士フィルムはもともとフィルムのメーカーだから色にとにかくこだわっていて、

色の表現が素晴らしい。

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修正なしでこのレベル。。。

 

 

 

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-M1 ダブルレンズキット F X-M1B/1650/27KIT

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-M1 ダブルレンズキット F X-M1B/1650/27KIT

 

 

プロも最近ミラーレスの富士フィルムを使う人が出てきてます。

ミラーレスの弱点は堅牢性だったりオートフォーカスが弱いとかいうところなんですけど、これの上位機種はその辺も解決してます。

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T1 レンズキット ブラック F X-T1B/1855KIT

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2 ボディ X-T2-B

超絶欲しいけど高い

でもいつか欲しい。

 

照明

 

繰り返すが自分はプロの照明さんです。

照明にはこだわりたい。

僕らが普段仕事で使うのはHMIってやつとかディーヴァライトとか。

それらは一個百万とかするし買えるわけないから、現実的なところとしては蛍光灯のライトである。

そこで買ったのはこれ。

 

 

一般的にソフトボックスタイプと言うらしいです。僕らはキメラとか呼びます。

まあ柔らかい光が得られる照明です。

柔らかい光、とは影の出方が柔らかい光のことで、逆に硬い光とは影が強く出る光のこと。

影が柔らかいほうが自然で柔らかい印象になるから、赤ちゃんや家族写真では柔らかい光が欲しいです。

 

アンブレラ型も考えたけど、光モレがすごいし光も硬いから使いにくいかなと思います。

 よく見る傘みたいなやつですね。

 

 買ったやつは安いから脆いんだろうけど、丁寧に使えば問題ないです。

このタイプはただ電流を流すだけだから、光の質にはほとんど影響しません

まあ細かい話をすればディフューザー(前についてる白いやつ)の質になるけど、それはどうしても気に入らなければ持っている照明用フィルター貼ればいいし、普通は気にならないレベルだと思います。

ほんとはでかいやつの方が光が柔らかくなるからいいんだけど、

うちはそんなに広くないからデカイと機動性が悪いし、自分が置きたいところに置けないから却下です。

光を柔らかくするのはテクニックでどうにかなるし。

柔らかくしたい人は照明用のフィルターであるトレペとかパラとか買いましょう。

 

HCL トレペ M HCL 35826

HCL トレペ M HCL 35826

 

 

ただ照明において譲れないのは「色温度」と「演色性」です。

光源の光色と演色性|照明設計資料|パナソニック照明設計サポート P.L.A.M. プラム|照明器具|電気・建築設備エコソリューション|法人のお客様|Panasonic

結構難しい話になってくるけど、専門的なことで細かいことはおいといてわかりやすく簡単に言えば、

色温度は「色味を表す単位」で、

演色性は「どれだけキレイに見える光かを数値化したもの」です。

例えば公衆トイレにある蛍光灯を思い浮かべてみましょう。

なんとなく人が青白くないですか?

 

レストランは温かみがある色の照明を使っていて、食べ物がちょっと赤く美味しそうに見えたりしてませんか?

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逆に蛍光灯の下だとなんかあんまり美味しそうに見えなかったりします。

 

あれはまず色温度っていうのが関わっていて、

蛍光灯で言えば買うときに昼光色とか昼白色とか電球色とか種類あるの見たことあると思いますが、あれは光の色温度の違いです。

色温度が高いほど青く、低いほど赤くになります。

 

ちなみに昼白色がだいたい5500ケルビン(色温度の単位)で太陽とほぼ同じ色温度です。

曇りの日は色温度が高くなり、6500ケルビンとかになります。

ただトイレとかの蛍光灯が青く感じて、太陽の光は青くあんまり感じないのは、太陽の方が演色性がよいからです

演色性がいい、とは言い換えれば含んでいる光の成分が多いということで、赤や青や緑や黄色や紫などの成分がちゃんと全部入っているということです。

人はどうやって物を見ているかと言うと、ものに当たって跳ね返ってきた光の反射を目で認識しています。

だから演色性が低い昼光色の蛍光灯だと赤の成分が少なかったりしている為に、

赤が跳ね返らない青っぽく見えるということになります。

つまり、本来の物の色をだせていないということになります。

その点でタングステンと言われるいわゆる家にもある熱くなる白熱電球は演色性がいいんですが、高いし熱いし色温度が低いから太陽の光とは合わせられません。

 

 ↑こういうの。物どりとかしずる(食品撮影)とかスタジオの撮影ではよく使います。

色温度が合わないと、青い光と赤い光が混じって変な感じになってしまいます。

 

プロが何故映画やドラマなどで高いHMIライトを使うかというと、

色温度が太陽に近く演色性がいいからです。

あとはフリッカーが出ないとか。

フリッカーとは画面がチカチカする現象のことです。

写真はいいけど動画はフリッカーが出ていると気になってしまうので。

高いプロ用の蛍光灯ライトはフリッカーが出ないような装置が付いているけど、安いのはついてないからこれで動画を撮るときは注意しましょう。

まあいいカメラならカメラ側の設定でフリッカーは消したりできるんだけど、スマホとかでは無理ですね。

 

話が長くなりましたが

欲しいのは

・演色性が良くて

・それなりに明るく

・色温度が太陽の光に近く

・値段が高くない

蛍光灯です!

 

 

LEDはどうなのって話なんだけど、、、ちょっと終わらないからまた別で書きますけどとりあえずあまり良くないです。 

 

 これとか悪くはないんですけど。。明るさが足りないです。

 

で、条件に合うのをいろいろ探した結果、

 

日本にはなかったです。笑

 

そもそも最近日本政府が蛍光灯をやめてLEDにしろ!って言ってるから生産が少ないんですよね。

 

 

そして探して見つけたのがこれ!

 

 めっちゃ明るい。

演色性Ra91(100が満点)

スパイラル球だから光が柔らかく出来る。

 

これしかない!!

 

これの4つセットを買いました。

 

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ちなみにちゃんと4つ入ります。

 

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つけてみたらまあ明るいこと!

 

結構熱くなるからディフューザーの上はちょっと開けたほうがいいかも。

自宅で照明使う方は、とにかく火事に気をつけましょう。

蛍光灯は比較的安全だけど、一応電気を扱っているので。

 

そして照明ではないけど絶対に必要なのが

 

カポック

 

カポック(発泡スチロール)固定針

カポック(発泡スチロール)固定針

 

 

 光を反射させるもの。

お馴染みなのはこのレフ板でしょうか。

Kenko レフ板 ライティングレフ スクエア 32cm角 ハンディ

Kenko レフ板 ライティングレフ スクエア 32cm角 ハンディ

 

 

実際は仕事ではカポックのほうがめちゃめちゃ使います。

どう使うかはまた別で書くとして。。

カポックはどれも一緒だし、レフ板もまあ大差ないです。

 

ライティングは、太陽の光をなるべく活かすのが基本です。

 

自宅でスタジオをやる場合、最大限太陽光を利用すべきです。

そのためにカポックとレフ板は必須です。

 

どう使うかとは、今後書いていきます。

 

三脚

 

三脚も奥が深いのだけど、とりあえずすぐはいらないかなとか思ってます。

 

ズバリ予算の関係です。笑

 

手持ちのほうが瞬時にアングル変えれますし。

 

買うならプロも使うマンフロットがいいなあ。。

 

Manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミ 4段 ボール雲台キット MKBFRA4-BH

Manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミ 4段 ボール雲台キット MKBFRA4-BH

 

 

とりあえず下が固定してないやつならいいと思います。

 

下が固定してあると跨げないとか制限が出るので自由度が下がります。

 

選ぶポイントとしては、軽すぎると倒れたりして危ないから、耐荷重がある程度あるやつを選びましょう。

 

耐荷重は自分のカメラの倍ぐらいあれば安心です。

 

背景用スタンド

 

普段仕事ではセンチュリースタンドを使うんですけど、

 

 

 まあ高くて買えません。

 

ので買ったのがこちら。

 

 

 

まあこれがあれば背景紙がとりあえず使えるかなと思います。

正直、背景布は薄くてシワシワで全く使い物にならないけど、背景紙はまた別に買うからよしとします。

クランプがあるのがでかい。

これがあればなんでも挟めます。

少し頼りないけど普通に使う分には問題ないです。

2メートル×2メートルとあるが、それ以上長くてもいけます。

 

背景紙

 

背景紙は背景にどういうものを置きたいかという話になります。

 

うちのスタジオのイメージはナチュラルな感じだからレンガ調の背景が欲しい。

 

背景紙を探しましたが、実は壁紙のほうが安いというのがわかって、壁紙にすることにしました。

 

そこで向かったのが壁紙専門店のWALPAです。

 

輸入壁紙専門オンラインショップ『WALPA』海外の最新デザイン壁紙をあなたに | 輸入壁紙専門店 WALPA

 

 

めちゃめちゃ種類があるから自分が気に入ったのが確実にあると思います。

 

うちは一万円以下のロール(53センチ×10メートル)を買いました。

 

これをどうキレイに張り合わせるかだけど。。

 

届いたら頑張ります 笑

 

普通に壁に貼ってしまうという手もあると思います。

 

 写真確認用モニター

 

言うまでもないかもしれないけど、撮れたものを確認する必要があります。

 

そのためにはそれを見るための画面、モニターが必要になります。

 

うちはもともとMacBookのretinaモデル使ってるので、それを使います。

 

APPLE MacBook Pro with Retina Display 13.3/2.5GHz Dual Core i5 MD212J/A

APPLE MacBook Pro with Retina Display 13.3/2.5GHz Dual Core i5 MD212J/A

 

 

めちゃめちゃ画面キレイだから、全く申し分なし。

 

だけどPhotoshopなどで写真をいろいろ編集する場合、予算に余裕があればWindowsの人は正確な色を出せるモニターで見たほうがいいです。

 

 

なんかもういろいろ考えるとMAC買っちゃえばいい気がしますけど。プロもマック使ってますし。 

本当はカメラから瞬時に撮った画像見るシステム使いたいんだけど、残念ながら今の所うちのカメラではできない。。。

ちょっと考えます。

 

ざっくりこんな感じでしょうか。

 

まとめ

 

あくまで最低限ですが、カメラとパソコンをもともと持ってれば3、4万で出来ちゃうってことです。

 

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スタジオで撮った写真

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あとは飾り物とか衣装をどんどん足してけばいいと思います。

 

来てくれた人と一緒にかざり付けするとかそういうのも楽しそうだなあ。。

事前に打ち合わせするのもありですね。

 

各機材の詳細なレビュー等は今後書いていきます。

 

なんかこんな金かけなくて大丈夫なのかって思うかもしれないけど、

いい照明使ってもダメな人はダメだし、いいカメラ持っててもダメな人はダメだし。

 

出来た写真がよければいいわけで、楽しく撮れればそれ自体がいい思い出になります。

 

いい写真だけじゃなくて、いい思い出も提供する。

 

 みんなとたくさんのいい写真といい思い出が残せたら。

 

こんなにいいことはないですね。

 

次回は機材レビュー編!

 

 

yonksy.hatenablog.com

 

①自宅フォトスタジオ制作日誌〜キッカケと情報収集〜

自宅に必要な機材が知りたい人はこちら↓

 

yonksy.hatenablog.com

 

  フォトスタジオを自宅に作る事にした。

うちは普通の一軒家で、4LDKだ。

 

なぜフォトスタジオを始めることにしたのか?

そもそものキッカケは嫁の妊娠だ。

もともと写真を取るのが好きだから、当然、子供が生まれたらたくさん写真を撮りたいと思っている。

どうやら100日記念やハーフバースデーなどたくさん撮るタイミングがあるらしい。

誕生日はもちろん、七五三だってある。

どうせなら後で見返しても素敵な写真が撮りたい。

インスタに投稿して、いいねが欲しい。

だけどいわゆる写真館と言われるスタジオなんちゃらとかの、七五三で撮れる写真は自分から見たらよく見る感じの凡庸でつまらない写真ばかりだ。

それなのに先輩に聞いたら、撮るのに4万とかするらしい。

、、、もったいねぇぇぇ!!

4万あったら家族でディズニー行ってわちゃわちゃしてグーフィーと面白い写真撮るわ!

アホか!

今ネットで調べたら七五三の写真の相場は、アルバムにするのも含めて6万くらいらしい。

高え!

6万あったらタイにダイビングに行ってマンタと写真取ってチャーハンにジンジャーソースかけた美味いやつ食べて象さんと写真撮って帰ってくるわ!

アホか!

まあ、人を雇って場所代なり何なりかかってるんだろうからしょうがないんだろうけど、もうみんな良いカメラを持っている時代に6万はちょっと高く感じるのは事実だと思う。

 

だったらまあ撮らなくてもいいか。。となってしまうのも仕方がない気がする。

 

でもちょっと待って欲しい。

 

写真を撮ることは、瞬間を買うことだ。

 

yonksy.hatenablog.com

 

もっと言えば、写真を撮ることは愛情を残して伝え続けることだ。

 

将来子供が写真をみて、自分はこんなに愛されていたんだなと感じるはずだ。

強いてはグレていてもその写真をみて更生するかもしれない。

もしかしたら、自殺を思いとどまるかも知れない。

大げさだと思うだろうか?

人生とは些細な出来事の積み重ねだ。

何が人生を変えるかわからない。

そういうことがなかったとしても、定期的に写真を見返して、家族の幸せを噛みしめる時間ができるだろう。

 

ただ、そうは言っても、

 

6万は高い

 

そこで僕は考えた。

 

自分ちにスタジオ作れば良くね? 

写真も撮り放題じゃね?

しかも副収入じゃね? 

部屋一個空いてるし、日当たり良いしいけるんじゃね?

 

はい、やります

 

と、いうわけで

 

フォトスタジオを、作ります!

 

幸いカメラは良いのがあるし。

 

ちなみにカメラは富士フイルムのx-m1。

FUJIFILM ミラーレス一眼カメラ X-M1 Wレンズキット ズームレンズ付属 1630万画素APS-C ブラウン F X-M1BW/1650/27KIT

所有レンズは「魔法のレンズ」と言われる

FUJIFILM XFレンズ FUJINON XF35mm F1.4 R 単焦点 標準 F XF35MMF1.4 R

FUJIFILM XFレンズ FUJINON F XF23mmF1.4R 単焦点 広角

だ。

まあそのへんは後日書くとして。

写真の技術的には趣味程度だけど、誰でも初めはみんな素人だし、仕事で撮影照明をやっているからプロカメラマンとスチール撮影の仕事もしたことあるしある程度いけるかなと。

 

あとは機材を揃えていくだけだ。

 

スタジオの経営理念は

写真を通して、家族の忘れられない大切な時間を作る

家族の愛しい瞬間を、永遠のものにする

 

 

今後はフォトスタジオが出来るまでをリアルタイムのドキュメントでお送りしますよ。

 

僕の周りには今ベビーラッシュが来ているからちょうどいい。

 

みんな!是非予約をして下さい!笑

 

但し無料でやったりはしないよー。

 

なんか一時期話題になったけど、クリエイティブなものに対してはちゃんと対価を払って欲しいと思う。

機材を揃えるのもそうだし、今までどんだけ勉強して、実作業でも手間をかけてると思ってるんだって話。

 

ピカソがファンに頼まれて30秒で絵を描いて、「この絵の価格は100万ドルです。」と言ったらファンが「でもたった30秒で描いた絵ですよ?」と言ったら、

 

「30年と30秒ですよ。」

 

と答えた話マジで好き。

 

なんかフォトスタジオを作るには120万くらい必要とか書いてるサイトあったけど、うちは金がないので七五三代くらいの6万以内で揃えたいと思っている。

 

大事なのは工夫だ。

 

普通のフォトスタジオだと数ポーズくらいらしいけど、30ポーズくらい撮ってあげるだろうし、いくらかまだ決めてないけど巷のフォトスタジオよりは安くしたい。

 

そして稼いだお金で家族旅行に行ったりして、その旅行で写真を撮って思い出作って。。

 

写真を撮りに来てくれた人には、いい思い出といい写真を持ち帰ってもらいたい。

 

そのためには当然勉強していくのだけど、撮影の知識自体はある程度あるから、あとは経験を積んでいくしかない。

 

とりあえず今はアイデア写真を見まくってアイデアを増やしてます。

 

 インスタでこども写真のアカウントをフォローもそうだけど、

 

このPinterestというサイトでも情報収集してる。

jp.pinterest.com

かわいいおしゃれな海外のこども写真が結構あっていい感じ。

 

自分と周りの人を幸せにしよう。

 

次回は機材編!

 

yonksy.hatenablog.com

 

かっこ悪い人はかっこいいという話。

かっこ悪いひとは本当はかっこいいんじゃないかという話。

僕の周りにはいろんなタイプの友達がいる。

 

シェアハウスに住んでいて毎月友達がいっぱい増えるみたいな状況で、その人たちと暮らして思ったのは、かっこ悪いところを見せれないやつはかっこ悪いということ。

 

自分の弱さやかっこ悪いところを見せないほうが実は簡単で、

当たり障りのない関係を作ることはシェアハウスにおいては非常に簡単だ。

適当に話を合わせて適当に笑っていればいい。

しかし本当の意味での友達になるには、かっこ悪いところも見せることが必要だ。

 

ぼくは、これが苦手だった。

 

人にどう思われるかあまり気にしていないつもりだったが、ぼくはいつも、どこかかっこつけていた。

 

かっこ悪いようで本当はかっこいい人」というのは、

自慢しない、相手を褒める、自分をかっこ悪く見せる、弱さも見せれる、だけど譲れない時は譲らない人」だ。

 

あなたの周りに思いつく人がいないだろうか?

 

ぼくはそういう人が一番かっこいいと思う。

 

ぼくはつい自慢してしまうから、こうはなれない。

弱さを見せるのも苦手だ。

そういうことができる人を羨ましく思う。

 

だけど、このブログでは自分の弱い部分も認めて、さらけ出して書いていきたいと思っている。

30歳になったし。もうなんだかかっこつけてもしょうがないかなと。

嫁と家族以外の評価はどうでもいいのだ。

ただ逆に言えば家族の評価は死ぬほど大事なので、今後も頑張ります。笑

 

旅にでていた時も、ブログには良さげなことしか書いていない。

黒く渦巻いた感情は、ブログではなくて日記に書いていた。

旅はそんなにいいことばかりじゃない。

 

シェアハウスに住み始めた時。

自分でも他人行儀だったと思う。

リビングに行くのが不安だった。

 

友達ができるかな?

できなかったらやだな。シェアハウスで孤独とかマジで地獄やで。。

もうグループとかあるんだろうな。

苦手だわ〜グループに入って行くの苦手だわー。ああもう嫌。北海道帰りたい。

 

と、そんな感じだった。リビングに行くのはしばらく緊張した。

 

だけどみんなと少し仲良くなってきたら、自分を出すように努めた。

なんかたまに上辺だけの付き合い方をしているひとをシェアハウスで見ると、可哀想だな、と思っていた。

シェアハウスでやるいろんなイベントを通して、どんどん仲が深まっていった。

 

そんな中で、ただかっこつけているやつと、かっこ悪い風にしているけどかっこいいと感じるひとが出てきた。

 

一緒に暮らすと、その人の本質が見える。

 

深く付き合って初めて見える、かっこよさ。かわいさ。素敵さ。

 

弱さ。ずるさ。まっすぐさ。

 

何か一緒に苦労して乗り越える度に、そういうものが見えてくる。

 

お互い怒鳴り合えるほど信頼し合える友達は、本当に貴重だと思う。

 

仕事をバリバリやってるけどあまり家庭を大事にしていないひとと、仕事はできないけど家族を大事にしているひとなら、後者の方がかっこいいと感じる。

 

何をかっこいいと感じるかは変わっていく。

 

画面の先の誰かじゃなく、

大切なひとにとってかっこいいと思われる存在になりたい、と思った。

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瞬間を買うこと。

カメラを買うことは瞬間を買うことだと思う。

 

うちにはチワワがいる。その名もちくわである。

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ペットショップで生後間もない状態で我が家に来た。

手に持つと頭が余るくらいで、本当に小さかった。

 

だが一、二ヶ月であっと言う間に大きくなった。

 小さかった頃の写真が、結構少ない。

本当にめちゃくちゃ可愛かったのに、なぜもっと写真を撮らなかったのだろうと、後悔している。

今でも十分かわいいけど。

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人生とはどれだけ美しい瞬間に出会えるかだと思っている。

 

その瞬間を、残しておく方法が写真を撮ることだ。

 

写真は、美しい瞬間を永遠にすることが出来る。

 

世界一周してた時もカメラを持って行ってたが、写真を見返すと当時の記憶が溢れ出してくる。

あの瞬間の空気感。現地で出会った名前も知らない人。

僕にとっては大切な宝物だ。

 

今の日常でも、リビングで愛犬のちくわと嫁が晴れた日に昼寝しているのをみて、美しい、と思った。

 

ウユニ塩湖で写真を撮った写真も美しい写真だけど、家族と過ごす何気ない瞬間にも美しい瞬間は隠れているのだ。

 

そして、うちにはもう少しで子供が生まれる。

 

自分の周りにもどんどん赤ちゃんが生まれていて、赤ちゃんの成長はとても早いと感じる。

 

子供の写真を撮ることはもちろん自分達のためでもあるけど、子供のためでもあるし、むしろ家族全体の幸せの為と言える。

 

写真を撮ることは、愛だと思う。

 

家族って当たり前のようだけど、愛してる人といて、さらにその相手との子供が出来ることで完成された奇跡のような集団だと思う。

 

何に価値を感じて、何にお金を払うかだけど、少しいいカメラを買うのは、愛すべき瞬間を残すものとして、とても価値があると思っている。

 

最近のスマホはキレイだしスマホで十分と言う考え方もあるとは思う。

だけどやっぱり良いカメラとスマホではやっぱり差がある。

 

これは感覚の話だけど、スマホの写真は味気ないのだ。

スマホの写真は記録が撮れて、カメラの写真は記憶が撮れる。

そんな風に感じる。

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時代は進歩して今はミラーレス一眼という小型なカメラがもう普通の一眼と大差なくなっている。

プロもミラーレスを使う時代だ。

 

自分もミラーレスを使っている。

 

これからもたくさん持ち歩いて、たくさんの瞬間を切り取るのが楽しみだ。

 

いつかその写真を家族みんなで見返したりする未来が待ってると思うと、ワクワクする。

 

自分達がいかに君たちを愛してきて、君たちがいかにかわいくて幸せを与えてくれたかを伝えたい。

 

生まれてきたら大変な枚数を撮りそうだ。。。笑

 

仕事を辞めて本当によかった。

過労死、長時間労働が話題になっている。

 

自分は東京のテレビ局で照明さんとして働いていた。

倍率はかなり高く、北海道の専門学校からそこに受かるのは至難の業だったが、奇跡的に受かった。嬉しかった。

 

だけど、3年半で辞めた。

 

 とにかく辛かったのだ。同期は一年目で半分辞めた。最終的には自分達の世代は全員辞めた。

月360時間〜380時間ぐらい働いていた。

過労死しても不思議ではない。

激務に加え、毎日ひたすら怒られる。

照明の世界は、見て盗めの職人体質だ。

給料は悪くなかったし、やりがいはあった。

だけどこのままじゃ「自分の人生を生きられない」と思った。

 

忙しすぎてあっという間に年を取って死んでいくのが怖かった。

 

このままここにいて、死ぬときに残るものはなんなのだろう。

忙しく働いたことで埋め尽くされた人生は嫌だ。

 

そんな思い悩む日々を生きていた中で出会ったのがこの本だった。

新装改訂版 WORLD JOURNEY

 世界一周は150万で行ける。

実際に行った人の体験談がたくさん乗っていた。

 

世界一周

 

人生に絶望していた僕に希望を与えるには十分な言葉だった。

世界一周なんて夢のまた夢だと思ってた。

だけど、こんなに簡単に行けるなら、行きたい。

日本人という恵まれた環境にせっかく生まれたのに、健康に生まれてお金も貯めれるのに、広い世界を見ないで死んでいくのは、もったいないと思った。

 

それでも一歩踏み出せないでいた。

 

社会のレールから外れるのは怖かった。

仕事もできるわけでもないし不器用な自分が、仕事を辞めて大丈夫なのか。

 

悶々としていた時、身近な人が死んだ。

 

人生を改めて考えた。

 

人は、いつか死ぬ。

 

お金を貯めて、ぼくは世界一周に出た。

 

せっかく仕事を辞めるんだから「人生の夏休み」を取ろう思った。

その旅で僕は多くの物を得て、同時に多くの物を失った。

旅は楽ではない。本当の自分がむき出しになる。自分の弱い部分、好きな部分、醜い部分、色んな自分が顔を出してくる。

世界はこんなにも残酷で素晴らしいのかと、肌で感じられた。

 

yonksy.hatenablog.com

 

帰って来てからも運よく仕事が見つかった。

シェアハウスに住み、今の嫁とたくさんの友達と出会った。

 

労働時間は170時間〜190時間くらい。休みも有給も自由に取れる。

今はとても、とても幸せだ。

 

もしあの時仕事を辞めていなかったらどうなっていたのだろうと思うと、ゾッとする。

あの狭い狭い世界で少しの喜びを求めて自分を無理やり納得させながら生きていたのだろう。

もしかしたら過労死していたかも知れない。

 

仕事が楽しいからたくさん働きたい人はいいけど、そうでない人に強制するのはよくない。

だが実際には日本の社会はそういう場面がある。無言の圧力というやつだ。

 

もし辛かったら、辞めればいい。

会社を辞めるのは勇気がいることだ。

嫌いな先輩にもう会わなくていいのは幸せだが、自分を育てて信頼してくれた先輩を裏切る形になってしまうのは辛い。

 

だが、辞めても絶対になんとかなるし、捨てることで得られる幸せは、間違いなくある。

 

自分が幸せになることが、周りの人への恩返しだと思った。

 

あの日、あのまま小さな幸せにしがみついていたら、今の本当の幸せにはたどり着けなかった。

 

 嫁との間に、子供が出来た。

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あの日、仕事を辞めて、本当によかった。

インドの地下鉄でナンパした話

インドはいまだに自分の人生に焼き付いている国だ。

 

インドの「宇宙一酷い場所」と呼ばれるコルカタ。

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何が酷いのかよくわからないけどとにかく雑多で空気は汚いしゴミゴミしている。

 

ニューデリーで詐欺師に騙されるふり遊びしてだいぶインド人に慣れてきていた。

夜、街をふらふら歩いていると、インド人の若い二人に声をかけられた。

インド人「おいブラザー何してるんだい?」

はい出ましたインド人得意のブラザー攻撃。

俺「なにって別に何もしてないけど」

イ「そうかじゃあ遊ぼうぜ!」

俺「まあいいけど」

二人についていくと喫茶店に着いた。

イ「コーヒーおごってやるよ!」

俺「ああそう?」

イ「飯も食おう!」

なにかしら食べて会計の時に

イ「飯はお前のおごりな!」

なんでやねん!笑

でもまあ安いしいっか・・

イ「サンキューブラザー!」

店を出る。

イ「じゃあ飲みに行こうぜ!」

俺「おおいいよ。」

イ「じゃあ地下鉄に乗るぞ。」

俺「おう」

イ「そういえばお前知ってるか?俺らはナンパする時、既婚者を狙うんだ。インドでは結婚する前にセックスはご法度だからな。既婚者との方がやりやすいんだ。」

俺「へ〜」

インドでは既婚者は額に赤い点をつけるからわかりやすい。

そして地下鉄へ。

混み合っている。

ホームをブラブラする。

俺「乗らないのか?」

イ「かわいい子を探してるからまて」

俺「え、なにここでナンパ?」

イ「そうだ」

俺「マジか。。」

暫くして

イ「おい!乗るぞ!」

俺「お、ついに」

地下鉄に乗り込む。結構混んでいる。

どうするのか見守ってると。。

なにやら女の子に近づいていく

が、話しかけるわけでもなく素通りだ。

なにしとんねんあいつ。。。

次の駅に着くと

イ「おい降りるぞ!」

俺「え?なに終わり?」

電車を降りる

俺「なにどうしたん?」

イ「いや、もう終わったよ」

俺「どゆこと?」

イ「電話番号を渡したから後は待つだけだ。うちらはよし飲もうぜ。」

俺「へ〜すげえな」

そして地下鉄からでてどこに飲みに行くかと思ったら。。

なんか潰れたデパートに入ってく。

さすがにやばいかな?と思いつつもついていくと

中にはギュウギュウに人が!アンダーグラウンド感すごいなこれ

「さあ飲むか。」

酒屋で買った酒を飲む。

なにやら仲間らしい男が集まってきた。

イ「おれは日本円のコレクターなんだ。1万円札だけないからくれないか?」

俺「あげるわけないだろ」

みたいな話をしてたら。酒がなくなり一人に買いに行かせる。

その買いに行くやつだけお金を出していなかった。

イ「あいつはカーストが低いから仕事見つけられないから俺らがおごってやってるんだ。でもいいやつだぜ。」

俺「なるほどね。。」

ここに来るまでに未だにカースト制度(生まれた時から決まっている身分制度)が残っている現実を嫌というほど見せられてきた。

でもカーストを越えた友情は存在していて。

なんだかいい夜だった。

「何者」とシェアハウス(ネタバレ無し)

映画「何者」が公開される。

自分はそれなりに本を読むが、小説「何者」は最近読んだ本で一番心に響いた。

作者は桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)の朝井リョウ

 

何者のテーマは「就職」と「SNS」と「シェアハウス」だろうか。

 

一言で言えばまだ何者でもない若者たちの物語だ。

 

自分は2年くらい大型シェアハウスに住んでいた。

そこは100人住んでいるシェアハウスで、自分は26歳で入居した。

そこには色んな仕事をしている人がいて、同い年がたくさんいて、色んな生き方をしている人がいて。

何者の物語の鍵となるツールの一つにツイッターがあるが、自分が住んでいたシェアハウスも色んなライングループがあった。

何が言いたいかと言うと

シンクロ率やべえ、、あるあるどころじゃねえぞこれ、、

ってことです。

 

この作者は心情を描くのがとてもうまい。

最大のテーマは就職。物語でも夢と現実の狭間で悩む感じがすごいリアル。ツイッターの使い方も、怖いぐらいリアル。

この「何者」は実は直木賞を取ってるんだけど、何かいい意味で直木賞っぽくないなと思った。会話劇だし、スラスラ最後まで読める。

 

この映画のCMで「青春が終わる、人生が始まる」っていってた。

学生から社会人になる時、僕らは人生がガラッと変わる。

今まで守られていた立場から社会という名の戦場へ出て行く。

昔より学生が無個性だと言われることもあるが、ほとんどの会社が無難な「何者でもない」人間しか採用しないのだから仕方ないと思う。

ただ実際は個性がなくなっているわけはなくて。

今も昔も若い時は皆、個性的に生きたいと思っている。

友達には就職という形ではなく自分の夢を追いかける人もいて、そういう人たちを横目に見てきた経験が誰にでもあるのではないだろうか。

シェアハウスに住んでいても例えばクリエイターだったり投資家だったりダンサーだったり色んな人たちがいて一緒に遊ぶ機会がある。

羨ましくもあったり大変だなと思ったりする。そういう世界は上には上がいて、自分の実力が否応無しにわかる。それを楽しんでいる人もいれば、うまくいかなくて葛藤してる人もいる。

必死に何者かになろうとする若者と、なんとなく何者かになっていく若者。

どちらが素晴らしいと言うことはないが、SNSの登場で否応なしに友達の情報や社会の情報が多くなり、自分を貫くのが難しい時代になっているのかも知れない。

 

「何者」とは、なにも職業に限った話ではない。

友達や恋人にとって、僕達は何者なのだろう。

そういうことを考えさせられる小説だった。

 

それは、生きていくうえでとても大事な気がしている。

 

何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)

 

 

世界一周してわかった、人が旅をする理由

人はなぜ、旅をするのか?

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人はなぜ、旅に出るのか?

世界一周をしてきた自分が、今日はじっくり考えてみたいと思う。

いいところも悪いところも、全部考えてみる。

 

そもそも、旅人と呼ばれる人たちはなぜ旅をするのか?と聞いても

「え?そりゃ旅がしたいからでしょ。」

という答えが多い。

でも旅をしたことない人からしたら

「いやそりゃわかるけどもうちょいなんかこう、さ、あるでしょ?」

ってことだと思うから、その答えを出そうと思う。

過去に書いたことともかぶるが、これを総まとめとしたい。

これを見て旅に出てくれる人がでてきたら嬉しい。

逆に旅を辞める人が出てきてもそれはそれでいい。

 

 

 

旅に出るべき人とそうでない人の違い

かわいい子には旅をさせろという諺がある。

長生きをするものは多くを知る。旅をするものはより多くを知る。というアラブの諺もある。

なんとなく誰でも旅にでたらいいみたいな風潮があるけど、そうでもないと思う。

 

僕が思う旅に出るべきではない人をあげてみる。

 

1、人生安定が大事。いや今幸せだしわざわざ苦労する意味がわからない、という人

→それはその人の価値観だしそれもそうだと思う。なんとなく毎日それなりに働いてそれなりに友達と遊んで幸せな家庭持てばいいじゃん的な。それも間違いなく幸せの一つの形だと思う。知らない方が幸せ、という考え方もある。

 

2、旅をすることでのメリットは?ねえメリットは?

→ねーよ。これ本当に思うんだけど、メリットデメリットで考えたら旅に出ることなんてデメリットの方がでかいに決まってる。

だって社会人としてはブランクになるわけだし、日本の社会って社会復帰しにくいし。

ただそれは、「日本で社会人として生きていく上でのメリットデメリット」であって、「自分のたった一度の人生」という面ではかけがえのない「財産」になる。

つまり、メリットデメリットで考える人は旅には向かないといういうことになる。

とはいえ、実際大体の人はメリットデメリットで考えると思う。だけどよく考えてみてほしい。

僕らは何のために生まれてきたのだろう?

安定してお金を稼ぐためか?

 

違うだろう。幸せになるため、だ。

 

幸せとは何か、を考えた時、メリットデメリットという言葉はあまり意味を持たなくなる。

 

逆に旅に出るべき人は?

1、自分の人生に違和感を感じている人

→毎日同じような仕事して、なんと無く遊んで。このままでいいのかと。

明日死ぬかもしれない人生をこんな感じで生きてていいのかという人。

 

2、今の仕事マジつらたん。辞めたい。マジやめたい。という人。

→僕の場合がこれです。仕事辞めるなら旅にでも出るか、的な。それだけじゃないけど。

 

3、日本でそろそろ楽しいことなくなってきたひと。

→そもそも日本って狭いよね。楽しいことも限界がある。

 

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ーーー旅に出るべき年齢とは?

それは「25歳」または「23歳」だ。

なぜ二つあるかというと、「社会人を3年経験してから」というのが最適な時期だと考えるからだ。

なぜか?

簡単に言えば、大学生だとまだ日本の社会も知らないから旅に行っても日本と比べられないし、逆に歳をとってからでは自分の価値観が固まってしまっている場合が多いからだ。

ただこれはあくまで理想で、結論としては何歳で行ってもいいとは思う。

 

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ーー旅での出会い

日本で普通に暮らしていて出会うひとの幅が100だとすると、旅に出ればそれが1000にも10000にもなる。

日本で暮らしてた時よりも、シェアハウスで出会ったひとよりも、数で言えば何倍も面白い人たちと旅中に出会った。日本人も外国人も含めて。

特に外国人は生きてきた環境も文化も全く違って、その違いによって話してると自分の考えの世界がどんどん広くなっていく。

はっきりいっておれは、海外経験がない人は井の中の蛙だと思っている。

旅に出てれば偉いとかそういうことではなくて、いろいろ興味がある人ほど日本から出たらこんなに面白いのにな、と可哀相に思う。

 

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ーーで、いやもう旅に出たらどう変わるのよ?

自分の例で言うと、

・外国人に対する偏見が無くなった。

→特に外人は空気読まない的なのとかあれは全くの嘘ね。

 あと中国人でも上品な奴がいて、アメリカ人でも暗い奴がいる。

 

・自分はアジア人であるという感覚の芽生え

→これ日本にいたら絶対無理。というか人種差別されたことないと無理

 

・意外と世界中どこでも暮らしていけるなおれという自信の獲得

→同時に自分の弱い部分も剥き出しになる。

 

・清潔?なにそれ感

→インドでは手を使って用を足し、手を使ってご飯を食べる。

めちゃくちゃ汚いところでも寝る。これらは旅人はやらざるを得ない。

インドの下町で洗剤使って皿を洗ってる人を見たことがない。洗剤、いらなくね?

インドに長めにいると清潔ってなんだよ?意味あんの?ってなっちゃう。

そもそも旅中は靴下を履かない生活をして、靴下を履く意味もわからなくなった。

 

・日本マジ最高なんじゃね?

→日本食まじうまい。コンビニ便利。女の子かわいいってことに気づいた。

 あと本当に治安がいいって大事。

 

・日本のことおれら知らなさすぎ、勉強しよう

→いろんな国の人が集まると、各国の歴史の話にたまになるんだけど、語れない。

勉強不足は置いといて。なぜか?

日本という国がほぼ単一民族だから、いろんな国の人と日常的に接する機会が少ない。だから自分の国について語る機会も少ない。いや日本にも外国人いるじゃんとか思うかもしれないけど、日本にいる外国人は当然日本が好きで、日本人よりな人が多い。イスラエル人とか、日本が嫌いな人とかとなかなか会えないじゃん?日本のシェアハウスで会う外国人と現地で会う外国人は人種が違う。

 

・視野が広がる

→海外に出たら視野が広がるって一般的に言われてるけどなんだよそれ、っておもってたけど、なるほどこういうことかと。

簡単に言えば「比較ができる」ってことだと思う。

日本って道狭いなとか。ニュージーランドは道広かったなあとか。電車時間ぴったりとか実際頭おかしいなとか。

インドは電車4時間遅れてきたなあとか。やっと乗って指定席なのに誰か座ってておれの席だって言ったら、そうか、じゃあ一緒に座ろうってなってお菓子くれたりしてしかも娘さんが美人でうーんまあいいかってなったりとか。

 

結局のところ自分の知見を広げるには、外国人と意見を交わしたり一緒に暮らすのが一番だと思う。本を読んだりとかでも知識は得られるけど、やはり体験に勝るものはない。例えばテロの話も、ニュースで見るのとイスラエルに行って何回も経験してるイスラエル人から直接聞くのとでは雲泥の差だ。

 

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ーーー旅中ってなにするの?

 

基本なにもしません。笑 ていうかみんなどんなイメージ持ってるか知らないけど、ぶっちゃけ旅人とか言ってるけどただ海外でニートしてるだけだからね。

そのなかでも本当にマリファナ吸ってだらだらしてるだけの人と、街に出ていろいろ散策する人とかボランティアする人とか、当然いろいろいる。

旅の本で有名な深夜特急もインドで沈没(なにもしないでだらだらすること)してるところからはじまったりする。

ただこれのなにが悪いんだとも思う。人生常に成長してなきゃダメなのかと。ただだらだらする時期があってもいいんではないかと思う。

俺の旅のテーマは「人生の夏休み」だったので。日本という国、特に東京は流れてるスピードが速くて、ゆっくり歩きづらい。

ただ、おれはそこまでだらだらはしてない。わりと毎日違うことがあった方がいい派だったから大体散歩していた。でも水曜どうでしょうを最初から全部見るぐらいには暇だった。時期によっては引きこもっていた時期もある。

宿では、バックパッカー(安宿)なら友達を作って晩御飯を食べたりする。

ただ正直、容易ではない。チャンスはキッチンで料理を作ってる時だ。本当は塩があっても塩を借りたりとか。あとは大体ドミトリーっていう相部屋だから入った時に話をして、明日どこどこいくんだ、え、まじかよおれもそこ行こうって思ってたんだ、一緒に行こうぜパターンとか。そのまましばらく一緒に旅したりとか。繰り返していくことで経験値が上がっていく。仲良くなれてなかったら絶対にできない経験も数多くあった。その辺は旅の醍醐味だと思う。

 

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ーーー全ての趣味のなかで究極系が「旅」である

趣味とはなんだろうか?人はなんのために趣味に時間を費やすのか?

自分なりの答えは、「非日常を体験するため」だ。息抜きするため、とも言える。

大体の人は普段仕事をしている。その「普段」では体験できないことを趣味に求めるのだと思う。スキーとかサーフィンとか、手芸とか映画見るとかフェスに行くとか。非日常はわくわくする。

旅に出れば、その全てが毎日好きなだけできる。

スキューバダイビングとか興味なかったけど、暇だからなんとなく潜っているうちにライセンスをとったりした。

というか、旅をする、という行動自体が圧倒的に非日常だと思う。

朝起きて、今日どこへ行くか?何をするか?

何もかも自分で決める。周りには自分を知っている人は一人もいない。

みたことがない景色と人たち。嗅いだことがない匂い。みたこともない場所に行き、良さげな場所に泊まる。良さげじゃないところにも仕方なく泊まる。笑

 

あと、英語が通じない国に行けば周りの文字がなんて書いてあるかわからない。誰に話しかけても言葉が通じない。それでも食べ物を手に入れなければならない。泊まる場所を見つけなければならない。なにこのサバイバル。やべえ。話しかけてきたやつ怪しいなこいつ絶対詐欺だろ。なにこれあれじゃんもうドラクエじゃん(わくわく)的な。

心じゃなくて細胞が興奮している感覚だ。

 

 

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ーー海外で働くということ

ワーホリをすると、所詮バイトだけど、海外でいろんな国の人たちと一緒に住み、一緒に働く。

こんなん仲良くなるに決まってるやん?まあおれは日本人が多かったけど。

なんていうかいかに日本人が真面目に働いているかを痛感させられる。

働き方も好きな時間に行って好きなだけ働いたり。野菜を畑から手で取ったり。大変だけど今となっては貴重な体験だったと思う。

ニュージーランドでは周りのパプアニューギニアとかの人達が出稼ぎに来たりするんだけど、その人たちと働いてると、そうか自分も出稼ぎ労働者か。おれ今、出稼ぎ労働者の移民か。なにこれワクワク!という状態になった。

 

自分に合わなかったら三日、あるいはその日に仕事を辞めるということも日常的になる。マレーシア人3人と一緒に仕事を探して4人で車で回ってた時期は、面接で当たり前のように経験がないこともマレーシア人たちがやったことあります、と嘘をついていた。自分にはない部分だと思った。

オーストラリアでは二ヶ月半で普通に暮らしながら40万貯金した。それができたのもインド人に気に入られたからだと思う。めっちゃ狭い部屋に違うインド人と2人で暮らしていた経験も生きているのかもしれない。インド人と仲良くなるコツはブラザーと呼ぶことだ。

 

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ーーー日本に帰ってからのことが不安ではなかったのか?

→不安に決まってる。不安だった。だけど、もう日本に帰ったらクソみたいな人生でもいい、むしろそれぐらいじゃないとこんないい経験しちゃだめだろ、と思っていた。だってみんな日本で普通に働いてんのに、なんとなーく毎日ダイビングしたり、インドで現地のインド人と地下鉄でナンパしてそのあと廃墟のデパートで飲んだりとかしてるんだよ?不安がかき消えるほどに、人生が充実してたと思う。

ふとした瞬間に不安になる瞬間もあったが、不安になることが何の意味があるのだろう、と考えたりした。

 

旅中は一人の時間が増える。テレビもネットも使えない時間が多い。必然的に自分と向き合う時間が多くなり、自分の人間性、人生の意味を自然と考えてしまう。

たまにフェイスブックで日本の友達が楽しそうな投稿をしてると、一瞬後悔しそうになる。ただ自分の場合、旅中は毎日ブログを書くぞ!と思っていたが、皮肉なことに旅をして充実すればするほど書いてる暇無い、っていうか書くわけ無いじゃん、っていう感じになる。ネットで公表できることなんてほんの少しだし、自分の手帳に書くことの方が多くなる。公開されている旅の情報なんて、ほんのうわべだけだと思う。

 

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なぜ、旅をするのか?

いろいろな答えがあると思う。

ただこれだけは伝えておきたい。

 

旅に出るなら「今」だということ。

 

人生は短いとかそういうことじゃなくて。

はっきり言って、旅は、「日に日につまらなくなって」いるからだ。

バックパッカーの聖地の一つ、タイのカオサン通りは1年で宿の料金が倍に上がっていて、昔は必死に売りつけていた人たちもどうせ客はいくらでもいる、とばかりに無関心。

マサイ族ですら携帯を持つ時代。スマホで世界中の人たちは世界中の情報を手に入れられるようになり、世界に秘境はどんどん無くなり、「世界中どこに行っても一緒」になっていく。

全く違う価値観を持った人々が、どんどん少なくなっていく。

 

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もう、パソコンからの情報で知った気になるのはやめよう。

誰かが作った記事や映像をいくら見ても、あなたが見ているのはパソコンのモニターだ。

 

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旅に出よう。あての無い旅に。

旅の思い出は、どこに行ったかでは無く、誰と出会ったかが強く心に刻まれていく。

 

 

 

どこかの民族の言語には「明日」という単語がないという話を聞いた。

 

 

 

明日を考えるなんて、本当は何の意味も無いのかもしれない。

 

 

 

後悔はぼくに何を教えてくれただろう?

 

 

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なぜ、旅をするのか。

 

 

 

 

その答えは、あなたの中にある。

 

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家を買うということ

一軒家を購入した。

 

きっかけは賃貸の更新が来て、こんなのずっと払うの馬鹿らしいな、という話になったからだ。

それから購入を考え、マンションを中心に探し始めた。

なぜマンションかというと立地がいいから便利なのといざという時売れるからだ。

しかし結果的には一軒家を選ぶことになった。

そもそも中古マンションをリノベーションしてやる!と思ってたんだが、結果的に新築と変わらない値段になるし、長く住めないから辞めた。

マンションはかなりみたが、あまりピンと来るのが無かったのもあり、予算内の一軒家にした。

小さいが庭付きで、職場にも自転車で通える。静かな住宅街だ。

 

家を買って思うのは、住環境というのはとても大事だということ。

当たり前のようだが一軒家はすべてがスペースに余裕があり、毎日とても気持ちがいい。

音がうるさいこともないし、気を使わなくていいし。風呂も広いし部屋もいっぱいあるし。

よく賃貸の方が最終的に得だという話もあるし自分もそう思っていたけど、間違っていたと思う。

確かにローンを背負うのはリスクではあるけれど、元々払っていた家賃とさほど変わらないし、他人に払うよりは自分の家に払う方が気分がいい。

 

自分はシェアハウスに住んでいて、とても楽しかったしシェアするのがいいことのように考えていたけど、やはり家は所有した方が愛着が湧くし満足感がある。これは本能的なことなのかも知れない。

単純なお金の計算で計れない部分が世の中にはたくさんあって、一軒家を購入するというのはその最たるものなのではないかと思った。

シェアハウスを出て結婚して、そしたら次に向かい合うのは友人ではなく、間違いなく家族だろう。

 

これからの未来は家族としっかり向き合っていきたい。

 

シェアハウスに住むことは素晴らしいことだが、いつまでもシェアハウスにいるのは違うと思う。

馴れ合いは楽しいような気持ちになるが、それは本当の幸せではない。

誰かと本気で向き合うのに、シェアハウスは向かない。

馴れ合いしか出来ない人間にはなりたくない、と思った。

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世界一周をする前に考えること

世界一周する人が増えている。

もはや、世界一周経験者というのはそこまで珍しいことではない。

旅中も、「一周ですか?」と聞き合うことが多いくらい普通にいる。

旅も長くなると、オーラで旅人かそうでないかがわかるようになる。笑

 

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世界一周をするのはもはや簡単だ。

日本のパスポートならほとんどの国に行ける。

世界一周の予算は150万あれば行けて、200万あれば余裕と言われる。

高いと思うだろうか?平均的な期間は1年と言われる。

さて、日本で150万で1年を過ごせるだろうか?

自分もそうだが、ワーホリなどで海外で稼ぐこともできる。

つまり世界一周に行くのは、時間さえ取れれば「簡単」なのが事実である。

 

自分が世界一周中に何人かの世界一周中の人、世界一周経験者にあって、2種類の人がいることがわかった。

それは「世界一周自体が目的の人」と「目的があって世界一周しているの人」の2種類いるということだ。

簡単に見分ける方法として、半年より短い期間で世界一周してるひとは、ほぼ間違いなく前者であり、正直に言うとあまり意味がないと思う。

世界一周したという事実「だけ」が欲しいひとがこのタイプ。肩書きが欲しい「ビジネス世界一周」をするひともこのタイプだ。

はっきり言って世界一周をするのにちゃんと回ろうとすれば大体2年は必要だ。1年では正直足りないのが実際である。

自分の場合、目的は「見たこともない世界を見て、見たこともないひとに出会い、見たこともない文化に出会う」ことである。

そのために世界一周をするのであって、世界一周自体が目的ではない。

 

世界一周航空券というものがあるが、これはオススメしない。事前に全て日程を決めなければならないなんて、それは旅ではない。後悔してる人が多かった。まあ期間が短い人にはいいんだろうけど。

 

そもそも、旅に出る前に知っている事なんてほんの少しで、旅に出てから行きたいところが増える事が多い。出会った人に行った場所の感想を直接聞いて、次の行き先を決める事が多かった。有名な場所にも当たり外れがある。あまり有名な場所じゃなくても素晴らしいところもあった。

旅に出る前、イスラエルに行こうなんて思ってなかった。

ただであった旅人にイスラエルを強く勧められたので、行く事にした。

イスラエルに入国すると外交の関係でヨルダンに入国できなくなるのだが、それでもイスラエルを選んだ。

結果的に旅中において一番印象に残る国になった。

 

 

世界一周をしたいと思った時に、自分が本当にしたい事、なぜしたいのか?何をしたいのか?を真剣に考えたほうがいいと思う。

期間が短いなら地域を絞ったほうがいいかもしれないし、ダイビングだけをする!とかテーマを絞るのもいいかもしれない。

ただ世界をしっかりと感じたいなら、最低1年は期間を取るべきだと思う。

各都市に三日ずつとかしかいないなんて、それではどこにも行っていないのと同じではないだろうか。

短い期間で無理やり世界一周をして、何が残るのだろうか。

一つの都市に1週間以上いると、「そこで暮らす事」が想像できるようになる。

この国に生まれたら自分はどんな人生を送っていただろう。

日本と暮らすのと何が違うのだろう。

同じ店に通えば顔なじみにもなってくる。

この、長い期間同じ都市に滞在することこそが、長旅の醍醐味だ。

 

 

 

どうしても短い期間しか取れないという人。

短い期間でも、1日でも忘れられない夜ができたら、それはそれでいいのかもしれない。ただ、世界一周にこだわる必要があるのか、もう少し考えてみることをオススメする。

 

帰国後の仕事を心配する人もいるだろうが、自分はむしろ前よりいい仕事についたし、みんななんとかなっている。自分に言わせれば行かないことを後悔して暮らすことのほうが、よっぽど怖いと思う。

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旅をするなら、後悔しないようにしよう。

たった一度の人生、後悔しないようにしよう。

便利とはなんなのか?

今日、千葉でバスに乗った。

 

ナビを使ったのに、バスを間違えた。

だけど不思議と、イライラはしなかった。

違うバスを待っている時、時刻表を調べずにバスに乗った。

あぁ、そうか。タイには時刻表なんてなかったなぁ。

ラオスではバスの中で水が降ってきたなぁ。

フィリピンでは暑くて男四人で上半身裸で乗ったなぁ。

オーストラリアでは朝までバスを待ったなぁ。

エジプトではカーテンの開け閉めの争いをおっさんとめっちゃしたなぁ。

フィジーのバスは派手だったなぁ。

思い出がどんどん出てきて、懐かしい気持ちがこみ上げてきた。

日本の方が、ほとんどの事が便利だ。

だけどもしかしたら、自分は不便さを求めてるのかもしれない。

電光掲示板なんてあるはずもない国で、乗っている乗客やバスの運転手に降りる場所を教えてもらってたあの頃。

時には2、3人が同時に教えてくれたりして。

便利、とはなんだろう。

 

 

約二年海外を旅とワーホリしてきて帰国後思ったこと5つ


三年間働いた仕事を辞めて、25才の時に旅に出た。

アジア、中東、ヨーロッパを旅して、ワーホリはオーストラリアとニュージーに行って、帰国後、思ったこと。

 

 

 

日本は便利な国。ただ便利=幸せなのか?

日本は世界的に見て間違いなく便利な国だ。

コンビニ、レストラン、サービス全般、トイレや自動販売機。。あげればきりがない。

ただ便利=幸せなのか?と思う。

いつでもコンビニがあいていると言うことは、いつでも誰かが働いているということ。

正月でさえあいている店もあって、確かに儲かるのかもしれないけど、休もうよ、と思う。

あとなんでも自動化されていて、確かに便利だけど寂しい気もする。ニュージーランドで車掌さんから切符を買ってそのまま会話してるのをみると、なにか大切なことをおいてきている気がする。

東京の地下鉄はなんだかみんな怖い。忙しいという字は、心を亡くすと書く。忙しい人が多いように感じる。

 

日本は女の子がかわいい

女の子がかわいい。かわいいというか、オシャレだと思う。

スタイルはヨーロピアンの方がいいけれども、日本人は本当にオシャレだなと思う。

世界中のブランドが集まってるしお金もあるしファッション雑誌もたくさんあるからだろうか。

もしかしたら世間体、っていうのが根底にあるのかもしれないとも思う。

日本人の女の子は外国人にモテる。実際は日本人の女の子がわりとイージーだからという説があるのだけれども。。

 

外国人は空気を読まない、は嘘

よく外国人はあまり空気を読まない的な話があるが、そんなことは全くない。むしろ日本人より空気を大事に会話している様な印象を受ける。話の流れを折らないように、みたいな暗黙のルールがある。もちろん人それぞれ、といえばそれまでだが。

ただ空気を読むが自分の意見は言う。自分の意見を言わないのはそこにいないのと同じである。

旅とワーホリに行って、すごく自己主張が強くなった気がする。

そしてそれはもう元には戻らないだろう。

 

新しい視点が出来て、幸せにも不幸にも感じる

本当に貧しい人達や不自由な人達を見ると、不謹慎だが日本に生まれてよかったなと思う。

冷たいシャワーしか出ない宿や、夜になったら停電する街。死ぬほど暑いバスなど、日本では考えられないことを経験すると、普通の日本の暮らしがいかに幸せかと思う。

ただ、日本は人が多すぎたり人種の多様性がなくてつまらなかったりなんだか息苦しいなと思うこともあって。

オーストラリアとニュージーランドにいた時はテレビは一切見なかったが、みんなで話したりして豊かな時間を過ごしていた気がする。

今この瞬間も困難な状況にいる人達のことを生で感じたことがあると、いろんなニュースでとても心を揺さぶられる。

逆に言えば昔の視点には戻れなくなる。価値を感じるものが変わってしまう。それがいいか悪いかは、誰にもわからない。

 

また、旅に出たい。

旅がしたい。

それは仕事を見つけて家庭を持った今もなお消えることはない。

新婚旅行で南米のウユニ塩湖に行った。遠かったが、二人で見た景色は一生忘れないと思う。

二人で一生の思い出をつくる。

今回の人生で、何回そういう場面を作れるだろうか。

一人旅も、二人での旅行もとても楽しい。

一人旅でも結局覚えているのは、出会った人達のことだった。

「人生は本である。旅をしないものは、その1ページしか知らない」

 

 

南米、ウユニ塩湖への新婚旅行の費用、航空券、おすすめツアーとおすすめホテル

新婚旅行で南米のボリビアとペルーに行ってきました。

なぜハワイとかじゃなく、南米にしたのか?

それは何と言っても、ウユニ塩湖に嫁と行きたかったからです。

 

ウユニ塩湖に行く予定のあなたに、

ウユニ塩湖への新婚旅行情報の全てを載せます!!

 

 

 

 

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新婚旅行にウユニ塩湖を選んだ理由

死ぬまでに行きたい、なんてもんじゃない。死んでからも行きたい場所
と言われるウユニ塩湖。
世界中を旅したけど、たくさんの旅人がウユニ塩湖が一番良かったと言っていました。


その誰もが羨む夢の場所、ウユニ塩湖にベストシーズンに新婚旅行で愛する嫁と行く
これ以上幸せなことがあるでしょうか?

 

確かに南米は遠い。高い。
だけども、自分はまず「地球の裏側に行く」という事実に興奮しました。


昔の人類であれば一生かけても行けなかった場所に行けるんです
働いているとつい旅行を「行きやすい場所」で選んでしまいがちですが、それは本当によくないと思います。


たった一度の人生、とにかく「行きたい場所」に行くべきです。


仕事をリタイアしたら行こう、なんて人は絶対行きません

たぶんおれでもじじいになったら南米は行きません。


そもそも若いうちに行くからそれからの人生に生かせるのであって、年を取ってからでは意味がないと思います。


服だったりパソコンだったりマンションだったり仕事だったり恋愛だったり、

何に価値を感じるのかがその人の人生を決めるのだと思います。

 

地球に生まれたからには地球全体をみたい

今回の新婚旅行は旅ではなく旅行なので期間は短いですが、愛する嫁と二人で世界最高の場所行けることがこの世の中で一番価値があるお金の使い方だと思います。

 

南米での新婚旅行の旅程

 

当初の予定ではウユニ塩湖とマチュピチュに行く予定でしたが、遺跡系は2人とも興味なかったのとマチュピチュで大体みんな高山病になるらしいので、今回は辞めました

行ってみてわかりましたが、ウユニ塩湖とマチュピチュに両方行くのは相当きついと思います。

南米に行くまでの飛行機でもヘッロヘロですからね。
ウユニ塩湖に行くなら鏡張りになる雨季(1月後半から3月頭)ということで、2月中旬にしました。

この時期以外はあの鏡張りの景色は見れません。


僕らはマチュピチュの代わりに、南米の三大祭りであるオルーロのカーニバルに参加することにしました。

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ユネスコの無形文化遺産にも登録されてるのだとか。
さらに期間中は泡かけ祭り的な面もある!こいつは楽しそう!ってことで、それに参加することにしました。
さらにチチカカ湖などに行く手もあったんですが、さらに標高が高いのとキツキツのスケジュールは嫌だったので止めておきました。

なので全体のスケジュールとしては

日本

リマ

ラパス

オルーロ(カーニバル)

ウユニ塩湖

ラパス

リマ

日本
となります。

全体で合計10日間です。

南米に行くには10日間は欲しいと思います。

 

南米へのツアーの選び方


今回はツアーで行くことにしました
ツアーといえばいろんな大手旅行会社がありますが、結論から言うと完全に希望通りの既成ツアーはありませんでした。

そこで、旅行会社にオリジナルツアーを頼んびました。


頼んだ会社は、かもめツアーという会社です。
選んだ理由は、いくつかの会社に上の希望のルートを10日間で!というお願いに、可能ですと答えてくれたのが唯一かもめツアーだったからです。
どうやらオルーロを混ぜると色々大変なようです。
10日間でこのスケジュールはウユニの滞在が2泊になるので最悪鏡張りが見れない場合もあります。そこは神に祈るしかないです。

確実に見たいならカーニバルをやめてウユニの滞在を伸ばすのも手だと思います。
うちらは結果的にウユニ塩湖を最高の状態で見れたからよかったです。

 

南米への航空券の手配について


そして、南米に新婚旅行に行く場合、飛行機に片道20時間、往復で約40時間以上飛行機に乗ることになる。
そういう意味では航空会社選びが重要だ。
通常ツアーで行く場合、大体アメリカン航空だと思います。

アメリカン航空ははっきり言って評判はあまり良くないです。悪くはないが、良くないといった感じ。
そこで今回、現地のリマに着いてからの行動はツアー会社にお願いして、航空券は自分達でとることにした。南米内の航空券はかもめツアーにお願いしましたが、成田ーリマ間をスカイスキャナーで自力で探しました。
選んだ航空会社は、JALとラン航空です。
日系のJALはやはりサービスと機内食に定評があります。ラン航空もわりと評判がいい航空会社です。
もちろん最安はアメリカン航空の利用なのですが、機内も含めて新婚旅行なので、往復で3万ほど高かったですがこの二つの航空会社に決めました。


具体的には
成田

ロサンゼルス

リマ

ラパス
↓(この間車移動)
オルーロ
↓(この間車移動)
ウユニ
↓(飛行機)
ラパス

リマ

ダラス

成田
になります。

 

南米への航空券旅程表と費用

 

では、南米、ボリビア行きの格安航空券を公開します!

 

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これで運賃15万、荷物とか全込みで一人20万8000円くらいでした。

利用したサイトはスカスキャナーです。

 

機内の様子

南米行きの飛行機は、行きはJALを選びました

 

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南米までのフライトは長いです。

JALを選んだ理由として、

・とにかく飯が美味い!

逆に言えばアメリカ系の航空会社は飯がマズい。長いフライトの中で唯一の楽しみが食事であり、それがマズイとなかなかに辛いです。

帰りのフライトはアメリカ系にしたのだけど、やはりマズかったです。

JALで感動したのがスープストック東京とコラボしたスープが出てきたのと、デザートにハーゲンダッツが出て来たこと。

ハーゲンダッツが出て来た時は二人で興奮してめっちゃ盛り上がりました 笑

機内のエンターテイメントもJALの方が良かったように思います。

日本の映画あるし、洋画も日本語字幕ももちろんありました。

 

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↑ご飯の写真

 

飛行機に関しては事前にめちゃめちゃ調べました

ロサンゼルスとダラス空港での乗り換えの時間が結構ぎりぎりだったから不安でしたが、普通にうまく行きました。同じ乗り換えの人はいるし、アピールすれば2時間以上あれば乗れないことはまずないと言っていいと思います。

ペルーに着いた時はヘトヘトでしたが、空港すぐのホテルに泊まったから良かったです。

 

ここには同じ日本から来たと思われる日本人が結構いました。

なんか海外来た感が薄れますけど、俺らは二人だけにガイド一人だから優越感はありました。笑

南米での工程の説明をされ、部屋に案内されます。

二人でベットに飛び込びました。

 

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き、気持ちいい。。

ベットの有り難みが身に沁みる〜。

わかってはいたが南米への移動は過酷です。

タイトなスケジュールだと本当にきついと思うし、高山病にもかかりやすくなるから、無理はしない方がいいと思います。

 

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↑スープストックトーキョーとのコラボ!

移動から新婚旅行は始まっているので、特に行きの飛行機は日本系の航空会社でのフライトをオススメしたいです。

 

JALパック 海外ツアー


ただし実際JALは行きの成田、ロサンゼルス間だけで、あとは共同運航とやらでアメリカン航空でした。笑

 

で、結局費用はいくらかかったの?

結局全部でいくらかかったのかという話ですが、
全部含めて二人で120万くらいでした。

一人当たり60万くらいですね。
ホテルもちょっとランクアップしたりオプションツアー(ウユニ塩湖とかラパス市内ツアーとか)を足したからちょっと増えた感じです。

既成のウユニ塩湖ツアーで一人50万くらいなので、そんなに変わらないと思います。

豪華なツアーを選んだら一人80〜100万とかするのもあります。

普通のHISとかのツアーと決定的に違うのは
すべて二人きりの貸し切り」だということです。
せっかくのハネムーンですよ?2人きりが良くないですか?


ウユニなんて大人気だから結構な人数がいます。
実際ウユニの宿にうちらと似たようなカップルが大量のおばちゃん達と混ざってたけど、高い金出してあれで満足なんだろうか。。
全て自分たちで手配する個人旅行という選択肢もあると思います。

しかし、南米は治安が悪いです。新婚旅行で殺された事件もある。
自分は2年近く世界を回っていましたが、旅慣れてるとかそういう問題じゃないです。1人ならもちろん個人で行くけど、二人の新婚旅行です。安全をお金で買うのは時に必要なことだと思います。

結果から言うと、大満足な旅でした。細かい不満はあるけども、とにかく最高だった。
ウユニは世界最高の場所です。
自分が見た中では最高の場所でした。
若いうちに行った方がいいです。体力がなければウユニではしゃげません!!


世界最高の景色があなたを待っている。

 

 

ウユニ塩湖での写真

ここからは写真を載せていきます。

僕らは新婚旅行でオリジナルツアーを組んだので、ウユニ塩湖では僕ら二人とドライバーとガイドの4人です。

ウユニ塩湖で鏡張りを見るには、

短い雨季の季節(1〜3月)に、

前日に雨が降って、

当日晴れなければ見れない

というかなり運要素が強い感じです。

 

昼間だけではなく朝早く行ってサンライズを見るツアーとか、夕日のサンセットを見るツアー、夜に星空を見るツアーがあります。

僕らが選んだのはサンセットと夜空のツアーでした。

 

では写真を載せていきます。

写真は撮影モードを変えているだけで、特に加工はしていません

 

 

朝、ホテルからウユニ塩湖に向かいます。

 

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何にもないところを走っていくと、、

 

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はいでましたウユニ塩湖!!

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入り口の方は土もあったりして、綺麗だけど、あれ、こんなもん、、、?

 

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でも遠くを見るとめっちゃ綺麗。。

 

もう少し進むと。。

 

 

 

綺麗になってきた!!

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やばい!!

 

ここからちょっとトリック写真に挑戦。

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はいバナナ

 

 

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はいりんご

 

 

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風船

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ジャンプ

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いえーい

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これたまたまなんだけど、絞りを開けて撮るとこんな感じになります。

天国みたい

 

 

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風船買ってって良かった〜

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いい天気

 

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ガイドと車

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ひゃっはー

 

車が動き出すと。。。

 

 

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なんだこれやば。。。

 

 

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うわ。。。

 

 

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お、この辺白い。

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お?

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おお?

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なんかあった!!

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いえーい

 

ウユニ塩湖にある塩のホテルでした。

湖の真ん中だから見るぶんにはいいけど、設備は良くないから新婚旅行で泊まるのはお勧めしません。バックパッカーならいいかも。

 

以下 写真をご覧ください。

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そしてお気に入り

 

 

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日が暮れてきた。

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一度ホテルに帰って、夜にまた向かいました。

 

風が強くて残念ながら上下星空のいわゆる宇宙状態にはならなかったけど、それでも綺麗でした。

宇宙状態は、最初に書いた条件プラス夜に雨が降らない、風が強くないもプラスされます。

一週間いても観れるかどうか怪しいところです

 

でも普通に綺麗でしたよ。寒かったけど。

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写真は以上です。

 

ちなみに使ってるカメラはこちら 

 

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-M1 ダブルレンズキット F X-M1B/1650/27KIT

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-M1 ダブルレンズキット F X-M1B/1650/27KIT

 

 

 レンズはこれ。

FUJIFILM XFレンズ FUJINON XF35mm F1.4 R 単焦点 標準 F XF35MMF1.4 R

FUJIFILM XFレンズ FUJINON XF35mm F1.4 R 単焦点 標準 F XF35MMF1.4 R

 

ウユニ塩湖に行くのにスマホのカメラじゃダメだろ、、ってことで買いました。

買ってよかった〜。

 

実物より写真の方がすごい絶景とかたまにあるけど、ウユニ塩湖は写真より凄かったです。

ちなみにウユニ塩湖の広さは四国より広いとか。

それぐらい広いから他の観光客が来てても距離が取れるからいいんだと思います。

 

忘れられない絶景は今でも二人の最高の思い出です。

 

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泊まったホテルについて

ウユニ塩湖には新婚旅行に個人ツアーで行って、

ホテルは塩のホテルであるルナ・サラダを予約しました。

新婚旅行においてホテル選びは言うまでもなくめっちゃ大事です。

 

他にパラシオ・デ・サルや

www.tripadvisor.jp

 

クリスタルサマーニャと迷いましたが

www.tripadvisor.jp

 

ルナサラダにしました。

www.tripadvisor.jp 

ルナサラダは世界の泊まりたいホテル100にも選ばれたことがあるらしいです。

 

他にプラヤ・ブランカというウユニ塩湖内にあるホテルもありますけど、あそこは汚いとか泊まると環境汚染につながるとか評判が良くなかったのでやめました。

 

新婚旅行だし、ホテルにはこだわりたいですよね?

さらにせっかく夢のウユニ塩湖に行くんだから部屋はいいところに泊まりたいし。

そりゃあもう、めちゃめちゃ調べました

その上でルナサラダを選び、いいところも悪いところもあったので紹介します。

 

紹介した3つのホテルは雨季(1月後半から3月頭)は人気ですぐ予約が埋まってしまうので、早めに予約しましょう。

12月ではもう結構埋まってると思います。

自分達は夏ぐらいから予約をしました

僕らがホテルに泊まったのは2015年の2月中旬で、二泊三日でした。

 

 

ルナサラダの写真

ではホテルの雰囲気を紹介していきます。

 

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部屋に向かう廊下

 

 

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部屋はこんな感じです。めっちゃいい感じやん!別館の高い方の部屋です。

レイクビューのデラックスツインです。

 

ちなみに普通のツインが2016年の12月現在で一泊24000円くらいで、デラックスツインが30000円くらいです。

これは一部屋の値段なので二人でこの値段ですね。

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ピンボケ。。でも洒落てる!!!

なかなかいい雰囲気でした。

本館の方は結構子供の声とかしたけど、別館はわりと静かだったと思います。

レイクビューって書いてあるけど、湖はみえませんでした。

地平線がみれてそれはそれで良かったです。

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塩で出来てます。すごい。

ベッドも塩だったらしいけど、当然上に布団を敷いてあるのであんまりわからなかったです 笑

特別固いとかいうことはないです。

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洗面所も綺麗。

アメニティとかタオルも普通にありました。

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バスタブはなく、シャワーですね。

水が貴重なんだそう。

暖かいお湯が普通に出ました。

僻地だから、当たり前のようで当たり前ではないのです。

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出発当日。テンションマックス!

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可愛いなこの飾り。

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本館と別館見たいののがあって、本館の廊下はこんな感じです。

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かっこつけて写真を撮る。

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廊下。

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なんかお土産も売ってました。

まあお土産は町に売ってますからね。

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でも味があるな。。

欲しくなるけど、うちのインテリアに合うわけないしな。。

 

この他にもビリヤード台とかがありました。

 

 レストランについて

 食事の写真は撮ってなかったですが、朝も夜もバイキング形式でした。

 

味も普通においしかったです。

アンデス料理もあり、嫁も満足してました。

 

だけど、、

 

とにかく日本人だらけ!

 

もうね、日本人しかいないです。

30人くらい日本人が並ぶ。

日本の食堂やん 笑

 

周りからも日本語の話し声が聞こえてきて、南米の新婚旅行でほぼ日本人と会わないでここまで来た僕達はちょっと萎えました

そもそもこの時期のウユニ塩湖は日本人が多いから仕方ないんですけど。。

いいホテルは数も少ないし。

食事の時以外は会うこともないから、まあいいんですけど。

翌日の出発の時に日本人が団体で集合してる中、英語のガイドで貸し切りで車に乗った時は、個人ツアーにして本当に良かったと思いました。

あとほとんど英語がわからなくても、英語のガイドをオススメしたいです。

日本語だとなんかね、、外国に来た感がない!

別に片言でも単語だけでも通じます。

 

新婚旅行ならウユニ塩湖でイチャイチャしながら写真とりたいじゃないですか?

個人ツアーならガイドはいくらでも待ってくれますよ。

車の中で昼寝しますから 笑

まあそれくらいが良かったりしますよね~。周りの人に気を使わなくていいし。

 

 

別に新婚旅行じゃないよって方は、JALのツアーがお勧めです。 

JALパック 海外ツアー

 

 

ウユニ塩湖は本当に素晴らしい場所なだけにはしゃいでしまうので、ホテルはいいホテルを取ることをオススメします。

  

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あなたの旅がよい旅になりますように。

 

読んでいただきありがとうございました!!

 

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス "