SNS がない方が人生が楽しかった。
SNS がない時代の方が、人生が楽しかった気がしている。
これだけFacebookやらInstagramやらTwitterなんかで普段の友人の状況を知る機会が多いと、会った時に目新しいトピックがないのだ。
そもそも、友人に会った時には会ってない間に起こった事をお互い喋って、
「え、彼氏出来たん?!」とか「へーあそこにいったんだーどんなところだった?」とかいう話をするのが楽しみのひとつだと思う。
だけどその友人のFacebookとかを見てたら会う前に最近あったこともだいたいわかってしまっているし、なんかこう、会う楽しみみたいなのが減っている気がする。
楽しくないわけではないんだけど、楽しみが減っているのだ。
なんだか昔は直接会って共有していたものをSNS で共有するようになって、友人に会う楽しみを毎日ちょっとずつ消化してしまっているような感覚だ。
SNSをやらなきゃいいじゃん、って話かもしれないけど、自分は楽しくて辞められない。
前に、実験で最近の若者にとってはSNSを禁止させられるのがもっともストレスになる、みたいなのをみた。
食欲、睡眠欲、性欲、SNS欲。
現代人はこの四大欲をもっているんだろう。
SNS欲は解剖していくと承認欲でもあって、いいね!が承認欲を満たしてくれる。
SNSがないころは、承認欲を満たすには仕事か恋愛しかなかったんじゃないかな。
だから最近の若者は出世は別にしたくないとか、恋人も別にいらない、みたいな人が出てきているのかもしれない。
それは時代が変わったから仕方がないことだよね。
だって出世したって会社の人とか周りの人とかからはちょっと認められるかもしれないけど、よほど上にいかない限りそんなに誉められたりしないし。
それよりSNSでちょっと面白いこと書いたりキレイな写真が撮れたらたくさんいいね!を貰えたりして、それで十分嬉しかったりするし。
とにかくSNSは「手軽」なんだろうな。
ほとんどの普通の人にとって、SNSを使わないと承認欲求を満たすことって、結構難しいし面倒臭いんだと思う。
一度たくさんいいね!を貰った事があると、その快感が忘れられなくなったりして。
手軽で簡単に快感が得られちゃうから、頑張って出世とかする、とかいう気にもならない。
それにSNSでいっぱいいいね!を貰ってる友人を見て自分も承認されたい!ってなってるのかも。
欲が止まらない感じ。
なんだか怖いね。
あとそんなにいいね!をいっぱい貰いたいわけでもないけど、コメントが来たら嬉しい。って人も多いんじゃないかな。
結構それで寂しさも紛れたりするし。
寂しさも紛らわせちゃうから恋人もいらないかな、みたいな。それはちょっと極端か。
それでじゃあSNSでどうしたらいいか、って話なんだけど、
定期的に会う近しい人はフォローしない、って手もあるんじゃないかと。
自分の場合は、旅で出会った人達がどう生きてるのかを見るのがめちゃめちゃ楽しいからそういうのはいいとして、その辺はちょっと考えてみる価値はあるのかもしれない。
まあこんだけブログで自分のこと発信しといてなにいってるんだ感はあるけど。
そうです、僕はブログやSNSで承認欲求を満たしたいです。
と声を大にして言いたい。
こういうのを色々考えると、そういうのが全然気にならない人って、本当に自分の人生を生きてる人なんだろうなぁ。
SNS がなかったら、いい意味でも悪い意味でも結構みんな人生変わったんだろうね。
まあ当たり前だけど、インターネットでも世間に本当の意味で認められるのは結構大変だ。
Instagramでもブログでもこう、いまいちいいね!も集まらないし、、それは努力が足りないからなんだけど。
ただInstagramでいっぱいいいね!を貰うより、写真を撮って友達にわーキレイだねーありがとう!って言って貰えた方が嬉しかったりするわけで。
そう考えると、結局SNSはリアルには勝てないよね。
犬や赤ちゃんもの写真見るより実際に会う方が可愛いし、綺麗な景色も生で見るのにはかなわないし。
いいねをもらうより、ありがとうが欲しいな。
もうSNSが人生からなくなることはたぶんないから、うまく付き合っていこう、と思った。
でもたぶん子供が生まれたらいっぱい写真をあげていっぱいいいね!を貰おうとするんだろうな。。。