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どこまでも青く。

世界一周後に一軒家を買い、妻とちくわとゆったり暮らす。

あなたの知らないくるりの世界

歌詞の世界

くるりという日本のバンドを知ってるか?(IWGP風)

それは日本の至高のバンドだ。

露出は少ないけどファンは多い。

なぜか?

 

一言で言えば、その世界観が唯一無二だからだ。

 

まだ聴いたことない人は、ベストアルバムから聞くといいと思う。

 

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER

  • アーティスト: くるり,岸田繁,Fran Flannery,佐久間正英,Nick Hannan,Liam Watson,根岸孝旨
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/07/26
  • メディア: CD
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きっと好きな曲に出会えると思う。

 

僕は結構昔からくるりが好きである。

学生時代ツタヤに通いMDに入れて聞いていたものだ。

 

そんなくるりの中でも僕が歌詞に衝撃を受けたのは「男の子と女の子」という曲だ。

 

歌詞を少し紹介したい。

まず冒頭。

「僕たちはみんな いつでもそうです

 女の子のことばかり 考えている。」

、、、いや素直かよ。その通りだ。

 

「女の子はわがままだ よくわからない生き物だ

 でも優しくしてしまう 何も返ってこないのに」

ああもう。その通り。その通りというか、そう思ってた時期がみんなあるんじゃないかと思う。

 

ここからの世界観が本当にすごい。

 

「小学生ぐらいの 男の子と女の子

 男の子同士の遊びは楽しそうだ

 割って入ってくる 女の子はふてくされ

 こんな世界はつまらないと 一人で遊ぶ」

 

「こんな世界はつまらない」

自分に置き換えると、小学生ぐらいの自分にとって「世界」とは自分の周りの世界のことであり、遊びの時間がほとんどを占めていた。

そこがつまらなければ「こんな世界はつまらない」となる。

でもこんな世界はつまらないと、小学生が思っているかと思うと、なんだかドキッとする。

 僕も大人になってからたまに仕事がつまらないなとか、なんだかつまらないなとか思う時があるけど、もしかしたら無邪気だと思っていた子供時代にもそう思っていた瞬間があるのかも知れない。

そのあと少し省くが、

ここからがすごい。

 

「僕たちはみんな だんだん歳をとる

 死にたくないなと 考えたりもする」

 

うんうん。思う。みんな必ず死について考えて怖くなったりしたことあると思う。

小学生の頃、死について考えると怖くなって眠れない夜があったりした。

今もいろんな大事なものが増えていって、死ぬことが怖くなったりとかしている。

 

そして

 

ぼくが一番衝撃を受けた歌詞。

 

 

 

「愛する人よ もうすぐ気づくだろう

 僕のやさしさも だんだん歳をとる」

 

 

もう一回言うよ?

 

「僕のやさしさも だんだん歳をとる」

 

 

いやもうこれ、どうすごくてどう好きなのかとか簡単には説明できないけど。

 

この1行だけで一晩語り合いたいくらい好き。

 

愛する人と付き合っていく中で、どうしても慣れが出てきて、優しさを忘れてしまったりすることがあるんだと思う。

ぼくらはまだその段階ではないけど、いつかそうなってしまった時、

愛するあなたは気づくだろう。

「僕のやさしさも だんだん歳をとる」と。

 

ただ、歳をとるっていうのは衰えるって意味だけではなくて、形が変わっていくという捉え方もある。

若いうちは言葉で大丈夫?って言ったりなんか買ってきたりとかする優しさだけど、歳をとってからはただ寄り添うとか、あえて距離をとるとか、違う優しさに変わっていくのではないか。

積み重ねた日々が、優しさの形を変えていく、という意味にも取れる。

 

そして最後のサビ

「大人になった女の子 僕をどこまでも愛してくれよ

 何も持て余さないで 

 好きだという気持ちだけで 何も食べなくていいくらい

 愛しい顔を見せてくれよ」

 

くるりは心の中で思っている願望をそのまま表現してくれているから、スッと心に入ってくる。

ふとした時にIphoneから流れてきて世界に引き込まれる。

自分もあの頃に比べて、歳を取ったなと思う。

 

まだまだ好きな曲をあげればきりがないが、もう少しだけ。

 

「ワンダーフォーゲル」という曲がある。

 

「いまなんで曖昧な返事を返したの

なぜ君はいつでもそんなに輝いてるの

翼が生えた

こんなにも悩ましい僕らも歩き続ける

 つまらない日々を小さな躰に

すりつけても減りはしない

少し寂しくなるだけ

ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって

こんなにもすれ違ってそれぞれ歩いていく」

 

書いててゾクゾクする。

誰にでも憧れの人がいると思う。

なぜ君はいつでもそんなにも輝いてるの、と思う人がいると思う。

僕らは翼が生えているけど、悩み続けて歩き続ける。

つまらない日々をすりつけても、減りはしない。

少し寂しくなるだけ。

つまらない日々を送ると、人は寂しいのだ。

小さい頃、あんなに挨拶をしましょうと言われて、街を歩いててもこんにちわー!と大きな声で挨拶をしていた僕らは、どこへいったのだろう。

 

当たり前だけど、ぼくらは毎日歳をとっている。

 

たまにくるりを聞いて、自分の人生にハッとする。

 

それは、とても大事なことなのかもしれない。

 

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