どこまでも青く。

世界一周後に一軒家を買い、妻とちくわとゆったり暮らす。楽しく子育てしよう。

インドの地下鉄でナンパした話

インドはいまだに自分の人生に焼き付いている国だ。

 

インドの「宇宙一酷い場所」と呼ばれるコルカタ。

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何が酷いのかよくわからないけどとにかく雑多で空気は汚いしゴミゴミしている。

 

ニューデリーで詐欺師に騙されるふり遊びしてだいぶインド人に慣れてきていた。

夜、街をふらふら歩いていると、インド人の若い二人に声をかけられた。

インド人「おいブラザー何してるんだい?」

はい出ましたインド人得意のブラザー攻撃。

俺「なにって別に何もしてないけど」

イ「そうかじゃあ遊ぼうぜ!」

俺「まあいいけど」

二人についていくと喫茶店に着いた。

イ「コーヒーおごってやるよ!」

俺「ああそう?」

イ「飯も食おう!」

なにかしら食べて会計の時に

イ「飯はお前のおごりな!」

なんでやねん!笑

でもまあ安いしいっか・・

イ「サンキューブラザー!」

店を出る。

イ「じゃあ飲みに行こうぜ!」

俺「おおいいよ。」

イ「じゃあ地下鉄に乗るぞ。」

俺「おう」

イ「そういえばお前知ってるか?俺らはナンパする時、既婚者を狙うんだ。インドでは結婚する前にセックスはご法度だからな。既婚者との方がやりやすいんだ。」

俺「へ〜」

インドでは既婚者は額に赤い点をつけるからわかりやすい。

そして地下鉄へ。

混み合っている。

ホームをブラブラする。

俺「乗らないのか?」

イ「かわいい子を探してるからまて」

俺「え、なにここでナンパ?」

イ「そうだ」

俺「マジか。。」

暫くして

イ「おい!乗るぞ!」

俺「お、ついに」

地下鉄に乗り込む。結構混んでいる。

どうするのか見守ってると。。

なにやら女の子に近づいていく

が、話しかけるわけでもなく素通りだ。

なにしとんねんあいつ。。。

次の駅に着くと

イ「おい降りるぞ!」

俺「え?なに終わり?」

電車を降りる

俺「なにどうしたん?」

イ「いや、もう終わったよ」

俺「どゆこと?」

イ「電話番号を渡したから後は待つだけだ。うちらはよし飲もうぜ。」

俺「へ〜すげえな」

そして地下鉄からでてどこに飲みに行くかと思ったら。。

なんか潰れたデパートに入ってく。

さすがにやばいかな?と思いつつもついていくと

中にはギュウギュウに人が!アンダーグラウンド感すごいなこれ

「さあ飲むか。」

酒屋で買った酒を飲む。

なにやら仲間らしい男が集まってきた。

イ「おれは日本円のコレクターなんだ。1万円札だけないからくれないか?」

俺「あげるわけないだろ」

みたいな話をしてたら。酒がなくなり一人に買いに行かせる。

その買いに行くやつだけお金を出していなかった。

イ「あいつはカーストが低いから仕事見つけられないから俺らがおごってやってるんだ。でもいいやつだぜ。」

俺「なるほどね。。」

ここに来るまでに未だにカースト制度(生まれた時から決まっている身分制度)が残っている現実を嫌というほど見せられてきた。

でもカーストを越えた友情は存在していて。

なんだかいい夜だった。

その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス "